サイドヒロイン
南方大陸にあるエルフの国【スヴァルト】出身の【ティタニア帝国】将軍。
【ヒエン】を滅ぼした功績で出世したため、勇名と悪名の双方が高い。
しかし、騎士道に悖(もと)る行為を内心嫌っており、自らの行いと生い立ちの矛盾に、激しい葛藤を覚えているようだ。
その性格は生真面目の一言に尽き、自らに厳しいあまり、その基準を他人にも求め、疎まれることもしばしばで、敵も味方も多い。
エルフの剣士、または帝国の将として生きてきたおかげで、色恋沙汰には疎い。
イラストレーター:そらモチ
グロリア
【ハブンクレ】の町の郊外にある魔女の家に一人で住んでいる、魔法使いの女の子。
高名な魔女にその才能を見出され弟子になるが、壊滅的なドジで、極端に引っ込み思案であったため、先代は結局彼女の才能を引き出せないまま、亡くなってしまう。
そんな自分を少しでも変えようと、ずいぶん前に買った可愛らしい服を引っ張り出して 着てみたものの、成長著しい彼女の体のサイズにはまったく合わなかった。
そんな状態で人前に出るものだから、男性の視線が気になり余計に内向きになってしまい、またも空回り……そんな、何もかも上手くいかない、可哀想な女の子。
イラストレーター:茜火
インヴィディア・ジェラース(ヴィヴィ)
【ヒルガッド王国】出身の、恋多き”色惚け”ヒーラー。
一時は首都【プラムフィル】で、「若くイケメンな男で彼女と関係を持ったことがない男などいない」とすら言われた、聖職者にあるまじき堕落っぷりの女性。
癒し手としては優秀で、性遍歴以外に汚点もなかったが、半端に有能だったせいで悪影響が甚大なため、ヒルガッドでは辺境も辺境である【ニアガルフ】村へ左遷された。
今ではしなびた老人しかいない寒村で、煩悶の日々を送っているようだ。
イラストレーター:あゆま紗由
マリー・ラステア・スイートシスター
南方大陸の【ムスペルヘイム】という地方出身の、元孤児の女の子。
その地域では、古来より戦争などで親を失った子供は暗殺組織【アングラ】に拾われて、戦闘や暗殺を教え、戦士として育てており、彼女もそういった存在の一人。
過去のトラウマからあまり他人と馴染まず、また任務となると過集中気味で、他のことに一切気を払わないため、ある意味で周囲からはズボラに見える。
無口で表情も硬いが、心の底では家族の愛のようなものを求めているようだ。
イラストレーター:そらモチ
アーシェ・グリティア
北方大陸の玄関口【ショアサイド】出身、自称「魔の刃を操る紫炎竜眼の闇剣士」。
ドラゴンアイズ・エンチャンテッド・ダークキャリバーと読むらしい。
古に滅んだダークエルフの末裔という噂がある。
異常なほど自己顕示欲が強い賞金稼ぎで、お金と名声のためなら苦労も厭わない。
おだてられるとすぐに調子に乗る、きわめて残念な頭の持ち主だが、過去に途絶えて以来誰も再現することの出来なかった【魔法剣】を実現するなど、才能は本物。
イラストレーター:そらモチ
アヴァリツィア(アヴィー)
【ヒルガッド】王国は【プラムフィル】出身の聖騎士。
ヒルガッドは陸軍が強く、聖なる加護を受けた騎士による突撃を主軸とした【大陸軍】が非常に精強であり、その中でも抜きん出て槍術に長けた若きホープ。
とにかく食べることが好きで、仕事柄カロリーを消耗するので、すぐ食べすぎてしまう。
昔は極端に太っていたが、普通の女の子とはかけ離れた評価をされるのが嫌になり、頑張って痩せた結果、最近急にモテはじめて喜びながらも困惑しているようだ。
イラストレーター:憂凪あまね
ガレット・ストロベリィフィールズ
南方大陸の魔法使いの国【ヨトゥンヘイム】出身らしい魔術師。
時折主人公たちの前にあらわれては、意味深な言葉を残して去っていく。
雨の日でも彼女の傘の下は晴れ渡っており、何らかの魔法の力が働いているのは明らか。
同じ姓を持つ将軍が帝国にいるが、関係があるのだろうか?
また、主人公とは何らかの繋がりがあるようだが……?
イラストレーター:真崎ケイ
イラ・テナクス
主人公の夢の中に出てくる、自らを「ユニティ」と名乗る謎の少女。
それが本名であるのかもわからず、傷一つなく透き通るような白い肌と、美しい銀髪は、人ではない何かにすら思える。
夢枕に立つと「一つになりたい」「統一されたい」とうわごとのようにつぶやくが、それが一体どういう意味なのかも分からない。
主人公に好意があるようだが、それは何を意味するのだろうか?
イラストレーター:おちんさま